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2008/02/07

ベンチャーフェアに行ってみました

Venturef昨日、ベンチャーフェアに行ってみました。ただ、時間がなく、全部を回ることは出来ませんでした。自分の得意分野である「情報通信」と「ビジネス支援」のブースを一回り見ながら、気になったところだけをピックアップしてみました。

いくつか気になったところがあったので、それを一覧で書いておきます。

まず、情報通信系は、

の3つ。全て、e-Learning関係。大手に行き渡った感が個人的にはあるe-Learning環境ですが、まだ市場が残っているのでしょうか。教育に熱心な中小企業などでの利用はまだ見込めるのかもしれませんが、大きな収益にはなりそうにない気がします。ただ、新しいコンテンツ提供をコンテンツ提供者と手を取り合って、ニッチな分野でやっていけば、こうした仕組みを活用できる可能性はある気がします。

次に、ビジネス支援系は、

の3つ。1つはウェブ系、2つは経理系です。

1つめのウェブ系は技術的に高いかというとそうでもない気がしました。サイト内検索のログを取ってこれを解析し、改善に役立てるという考え方は素晴らしいと思います。しかし、SEOの部分はちょっと弱かった気がします。

2つめの経理ソフトは見せててもらいましたが、パフォーマンスが悪く、また「資金繰り表とは違う!」というふれ込みの割には、資金繰り表との明確な違いが説明できないというジレンマを感じました。表計算ソフトの資金繰り表の方が自由度が高くて使い勝手が良さそうに感じてしまいました。(本当の核の部分が見えにくいのかもしれません)

3つめの税務会計ソフトは、OCRで仕訳が作られるという点は面白いソフトウェアです。価格も安くて、さくっと使うには良さそうです。ただ、個人事業主向けの確定申告書を作成するソフトウェアはゼロ円で提供とのことでしたが、国税庁のe-Taxのサイトの確定申告の画面などとどこの辺が違うのかが差別化されていないように感じました。これも私が本当の核の部分が見えていないのかもしれません。

最後に、ベンチャーフェア自体への感想。こうしたフェアを中小企業基盤整備機構などがやるというのは本当に良いことだと思います。中小企業にとって、こうした場は本当に少なく、なかなか出展できるものではないと思うからです。インターネット時代とはいえ、やはり直接会ってコミュニケーションを取り、忌憚ない顧客の声を聞くというのがとても大事のように思います。

規模を無理に拡大する必要性はあまり感じません(なぜなら、あまりに多いと逆に見る方が疲れてしまう)が、回数は年に1回とはいわず、数回開催し、かつ地方などでも積極的に展開して欲しいです。また、私たち中小企業診断士などを使って、ブースの展示方法、パンフレットの作成、インターネットとのつなぎ、名刺交換した後の営業活動など、いろいろなアドバイスやサポートが受けられるような体制もフェアにくっついていると喜ばれるのではないでしょうか。

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コメント

oratakiです。
e-learningは中小企業市場は未開拓と感じています。広告などいれれば低価格で提供できるのではないかな

## oratakiさん なるほど。確かに中小企業は未開拓かもしれません。

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