PCサーバーが売れなくなっている原因
なんだか、PCサーバーの出荷台数が減っているそうだ。新聞では、ある調査会社のコンサルタントの話として、「高性能化が進んで、台数が必要なくなっている」というコメントが載っていた。確かにそういう面もありそうである。
でも、ちょっと疑問に思っているのは、2つある。
ひとつは、「ブレードサーバのようなものはどういう風にカウントしているのだろうか」ということである。筐体単位なら、台数は減るだろうし、一方でブレード単位だとシンクライアントの台頭で少しは増えても良さそうなものだ。(シンクライアントもそう普及していないということか)
もうひとつは、中小企業が買い控えているんじゃないかという点である。特に、これまでファイルサーバー的に導入してきたPCサーバーは安価なNASの台頭でサーバーの必要性が減っているように思うし、管理が面倒だからホスティングの方へ行っている可能性もあるだろう。そうであれば、1台のサーバーを複数の企業に貸すことになるだろうから、サーバー台数の出荷が少なくなっても理解できる。
個人的には、中小企業でも運用が簡単で、そして安いサーバーがもっと出れば、買うところはまだあると思う。そのためには、NAS等とは違ったファイルサーバーの使い方などがうまく提案できないと、売れないかもしれない。ただ安いだけではダメである。
とはいっても、現段階では、私なら中小企業に対してサーバー導入を積極的には進めない。だって、運用ができないもの。
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原因は、NASの普及とホスティングの浸透でガチだと思いますよ。
調査会社のコメントって完全に根拠レスのことが多いので、気をつけなくちゃいけませんよね。
投稿: ユージ小川 | 2007/04/16 02:11
## ユージさん
いつも違う視点からコメントをもらえるユージさんからそういうコメントだと、自信が付くなぁ(^^)
投稿: kaits | 2007/04/16 08:12