インターネット白書が発表されました
毎年、インプレス社が発表しているインターネット白書が今年も発表されました。私の研究会でもこれを毎年読んで、内容をみんなで共有して研究しています。今年の特筆すべき内容はどうも、「通信回線の地方格差の是正」のようです。
ブロードバンド比率がネット活用世帯で4割を超えたということです(日経の情報)。またSNSの利用者も10%を超えたようです。だんだんと広まってきています。既定路線でしょう。
ちょっと変なところに着目しました。それは日経の記事の最後の段落です。どういうことかというと、以前から私がこうした白書や統計情報に疑問を投げかけていたことをこの記事の記者もきちんと認識しているということでした。それは、「これらの情報はネットを使っている人を中心にしたアンケート結果だから、数値は高めに出るのだ」というような感じのことが書いてあることです。
非常に意味のある数字ではありながら、それを鵜呑みにしてはいけないよということを記事が自ら警鐘を鳴らすというのは非常によいことではないでしょうか。
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あちゃ~~。そういえば白書まとめなきゃいけないんでしたね。そっと教えてくれてサンクス。
投稿: orataki | 2006/06/13 21:24
統計データを扱うときには必ずこの点に気を付けないといけないといつも思っています。店頭における顧客アンケートも、来店しない消費者の声は拾えません。
日経の記者が改めて書くほどのことでもないかと思いますが、それだけ世間は統計のマジックに騙されているということでしょうか。待機児童の問題などもそうですね。
投稿: bourbon | 2006/06/14 16:29
## ortakiさん よろしくお願いします。
## bourbonさん 統計データ、おっしゃるとおりです。来店しない消費者の声をうまく拾いたいものです。
投稿: kaits | 2006/06/15 20:24