ウィルスなんて怖くない
ざっくり言うと、年齢が低いほどウィルスを脅威と感じていないということらしい。それも感染したことがあるにもかかわらずである。怖いもの知らずということなのか。またスパムメールへの関心もあまりないようである。ウィルスなんて怖くないといったところだろうか。
理由を考えてみよう。
ひとつは、感染したところで大した重要なデータを持っていないということだろう。つまり、情報漏えいになるとか、仕事上支障が出るとかいったことがないから、少しぐらい不便だったり、感染してデータがなくなったところで、大した問題にはならないと言うことである。
もうひとつは親の存在である。10代がパソコンを自分用に持っている確率は昔よりはずっと高くなったとはいえ、そうはいないと思う。そうすると、家族共用ということになるから、自分でウィルスソフトを入れることもないだろう。百歩譲って、自分用のパソコンを持っていたとしても、これまた親の金で買っている可能性が高いから、親側でウィルス対策をするように指示することになるだろう。
よって、このIPAの調査結果は、もちろん、無用と言うことではないが、一概に飲み込めない部分もある。10代が自分でやっていないからと言って、親がやっている可能性はある。また、ウェブアンケートであることから考えても、基本的にウィルス対策をきちんとしている人も多い可能性がある。
妥当だとはいえないものの、ひとつのアンケート結果としては有用であることは否定しない。ウィルス対策は今も、これからも必須であることは間違いないのであるから、こうした結果によって啓蒙がされるのであれば、それは歓迎すべきことであろう。
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「何が起きるかよく知っているし、ちゃんと対策もしているから怖くない」というパターンの回答は、ないんでしょうか。なんか、十代とかだとそういう答え方をしそうな気がするんですが。
この調査結果で私が一番驚いたのは、4割もの人が「パスワードの定期的な変更」を実施していること。ホンマカイナと思いました。
これが本当だとすると、調査対象全体のセキュリティ意識はかなり高いように思えますね。
投稿: ユージ小川 | 2006/05/05 19:59
## ユージさん 回答パターンについては僕も良くわかりませんが、何でも軽く考える傾向があるのが10代(自分もそうだった)なんじゃないかなとも思ったりします。
投稿: kaits | 2006/05/06 09:42
「パスワードの定期的な変更」を4割もの人が実施しているのですね・・・。
すごい・・。
そう思って、わが家の10代に確認したところ、彼女もパスワードの変更を月に1度は行っているそうです。それから、ウィルス対策に関しては、
親の仕事と思っています・・・(^ ^;
投稿: しん | 2006/05/08 00:16
## しんさん やっぱり親の仕事ですか。パソコンが分かれたらちゃんと自分でやるのかな。
投稿: kaits | 2006/05/08 08:15