日経のプロバイダ調査
毎年のようにやっているプロバイダの調査だが、今年、気になったのはセキュリティ対策についてだ。プロバイダー側はセキュリティ対策とその関連サービスを強化していて、またそこにビジネスチャンスがあると考えているようだ。
しかしながら、利用者側の期待はそこにはない。料金重視(料金の安さ、無料キャンペーンなど)の姿勢である。多くなっているもののウィルス対策に期待する人は6%程度。どういうことか。
恐らく意識の中にあまり無いんだと思う。ましてやウィルスにかかったことのない人はウィルスに感染するとどんなことが起こって、それがいかに大変なことかということを認識していないんだろう。データや時間が失われることが毎月のプロバイダー料金と天秤にかけられないほど重要だと言うことを認識するのはなかなか難しいか。
それとも私と同じようにパソコンにインストールしてあるワクチンソフトを過信しているか。私はワクチンソフトはもちろん入れているが、入れていないのと同様に気をつけている。これまで運良く、ウィルスにはかかったことがない。またデータは5日か10日に1度はバックアップしている。ウィルスにかかっても戻せる状態になっている。
はたまたそれともウィルス対策や関連サービスは「当然のインフラストラクチャー」と認識されているのか。もしそうなら、それは素晴らしいかもしれないが、可能性としてはかなり低そうだ。
なお、このプロバイダー調査は総務省からの委託で日経と日本インターネットプロバイダー協会が共同でやったものらしい。全国1,300にも及ぶ業者を対象に321業者が有効回答を寄せたようだ。業界大手の2社(@niftyと某社)は回答していない模様。@niftyさん、どうしてですか?
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