« 一本足打法の怖さを知り、回避策を立てるのは実行力に依存する | トップページ | 少し前ですが、マキタスポーツさんの本を読みました »

2019/05/07

フラット35の住宅ローン不正利用事件の記事を読んで

私は住宅ローンの専門家ではありませんが、新聞の記事を見て、ひどい話だと思いました。これは詐欺ですから、不正を勧めた不動産会社や不動産のサブリースをやった会社も糾弾されるべきかもしれません。

何がひどい話だと思ったかと言うと、次の二点です。他の観点もあるかも知れませんが、私が感じたのは次の二点です。

  1. この不正に手を染めてしまったローンの借入をした人は全額返済が求められて、自己破産する。
  2. フラット35は税金で運用されているはずなので自己破産されてしまうと、税金が不当に扱われたことになる。

 

「誰もが得をする良い手法だと思った」

などと、この詐欺まがいの犯罪に手を染めた不動産会社の社員は言っているそうですね。観点がたりないです。想像力がない。

  • 不動産会社:物件が売れるので、売上と手数料が入って得をする
  • 不動産会社の社員:ノルマが達成できて、給料が上がるかも知れないから得をする
  • 購入する人:ローンを組むことになるが、投資用で家賃収入が確定しているので、収入が得られて得をする
  • サブリース会社:物件を探す手間が省ける上に、手数料収入が得られるので、得をする
  • 金融機関:住宅ローンの手続きを代行して、手数料収入が得られるので得をする

などと考えたのでしょうね。実際には、「住まない」のに「住む」と偽らせているので、詐欺です。つまり、犯罪の片棒を担いでいるわけですから、購入する人にとってはマイナス。同じように他の人達も詐欺師になります。金融機関は全く知らないという可能性もありますが、片棒は担いでしまうわけです。

一方、損をする人がいることにこの不動産会社の社員は気づいていないですね。そう、税金を払っている国民です。この件で自己破産が増えれば、さすがにフラット35が崩壊するまではないかもしれませんが、明らかに無駄な税金が使われることになる。もし、崩壊するなんてことになれば、フラット35を使っている人にも影響が出る可能性があります。

いまのところ、不正が明らかになっているのは特定の不動産会社のようですが、これが金融機関がグルで他の不動産会社でもやっていることが発覚すると、大きな事件になる可能性もありますね。

悪いことをするのは、そこに穴が開いているからだという人がいますが、その前の話でもあるような気もします。

« 一本足打法の怖さを知り、回避策を立てるのは実行力に依存する | トップページ | 少し前ですが、マキタスポーツさんの本を読みました »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 一本足打法の怖さを知り、回避策を立てるのは実行力に依存する | トップページ | 少し前ですが、マキタスポーツさんの本を読みました »

最近のトラックバック