日本の流通構造が参入障壁になっているのか。
ウォルマートが西友を売却するという話、7月の中旬頃聞いた。この記事が公開される頃、どうなっているだろうか。
ちょっと予想してみようか、いややめよう。
7月中旬時点で新聞記事などを読むと、事業規模は一定以上あるようだが、どうも「流通構造に嫌気がさした」ということのようである。つまりは、問屋の仕組みだろう。
インターネットをはじめ、コンピュータシステムが整備されてきているのに、いまだに小売業やメーカーは間に問屋を挟もうとする。西友のような大手ならば、メーカーと直接取引をしても「口座管理が面倒くさい」なんてことはないのではないだろうか。
全ての口座や取引情報がデジタル化されているのであろうから、正確に商品の出し入れが行われているならば、請求書等の発行問題等はないはずである。ましてや、請求書等はいまどき、大手はデジタルだろうから、紙などの問題だってなさそうである。
しかし、日本の流通構造では、いまだに間に問屋が入り、デジタル化なんてどこ吹く風という業界さえある。いまだに注文はFAXが横行しており、生産性は上がらない。
零細企業の多いメーカー側に、システムがいきわたっていないということも考えられる一方、構造変化に対応できない業界が多数あることも事実だろう。この構造は、海外から参入してくる企業にとって参入障壁なのかもしれない。
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