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2017/11/10

百貨店の委託という販売モデルはLose-Loseのモデルになっていないか。

百貨店は、いわゆる委託モデルが多いし、いわゆるテナント業ともいえる。
有名ブランドなどはまさにそうで、テナント料金と売上のマージンを百貨店に納めている。有名なブランドほど、そのマージンは人寄せという意味もあって調整されているものと思われる。

さて、そうでない中小企業が百貨店に出る場合はどうなっているか。

催事などでは、場所代を取られ、マージンを取られるというパターンと、場所代はまあ、無しでもいいよというケースがある。いずれにしても、百貨店側には大したリスクはない。催事の場合は百貨店の店員がそこに立って売ることもほとんどない。売るのは、催事に出ている出展者である。

また、店頭での販売でも「委託モデル」がほとんどだろう。さすがに、地下のスーパーで売る生鮮品などはそういうことにはならないのかもしれないが、スイーツとかは出店者側が在庫リスクを持っているだろう。

文房具などはまさに委託が多いものと思われる。正直、中小零細にとって百貨店での委託販売モデルはきつい。

・ブランド力がないので、店頭に並べてもたくさんは売れない可能性が高い
・ブランド力があれば、売れるから逆に委託販売だとおいしくない

ということで、ブランド力があってもなくてもおいしくないモデルである。結果、百貨店に積極的に出したいかというとそうでないというケースが出てくる。

ましてや売れなかったというパターンでは、物が行ったり来たりする物流費だけかかって赤字になってしまうという悪循環。ましてや店頭に並べられてしまうから、半中古品のようになってしまうケースもある。

委託だから、百貨店側は売れればいいし、売れなければ、返せばいい。リスクが少ないのである。が、リスクが少ないからゆえに、店頭で売ろうという気概はなくなってしまう。これでは、メーカーと百貨店はLose-Loseの関係である。こういう関係が残っているから、百貨店というビジネスモデルが問われているのではないかと思う、理由の一端ではないだろうか。

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