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2017/10/24

連合調べの非正規雇用の女性には経済的ゆとりがないという調査に対する記事、曲がってないか?

「正社員を望んではいるもののなれず、年収は200万円を下回りながらも家計を懸命に支えるため、経済的なゆとりがない」という実態が調査からうかがえるそうである。連合がおこなった調査結果から導き出した新聞の記事。

そうなのかもしれないが、本当なのか?
もちろん、正規雇用されたいという人が非正規のままでいる実態を良いとは言っているつもりはありません。

・正規雇用を望んでいたができていない人→36%

 全体の3割が本当は正社員になりたい。これは切実だと思う。が、逆に見ると6割は別に非正規でいいと思っているとも読める。ここはわかれるところ。グループインタビューとかしてみないとわからない。


・収入100万円未満が4割で、平均が139万円

 非正規は確かに収入が少ないといことは示している。有期、嘱託でも245万円とのこと。パートタイマーは113万円(どっかで見たような数字だ)。この辺の数字は信ぴょう性があるように思う。個人的感覚だけど。


・家計の主な収入は自分の勤労収入と答えた人→77%

 これは思ったよりも多い感じがした。記事から読み取れないのだが、この77%の回答者のうちなのか、全体の回答者のうちなのかがわからないんだが、半数が既婚者だそう。


以上、3点から、一番初めのメッセージになる。つまり、「正社員を望んではいるもののなれず、年収は200万円を下回りながらも家計を懸命に支えるため、経済的なゆとりがない」という実態が調査からうかがえる。

この論理、飛躍していないか。
最大の疑問は一体、どのくらいの人がパートアルバイトかということ。連合の元データにあたる。
78%がパートアルバイトだ。パートの多くは既婚者で夫にも収入がある可能性が高いとは考えにくいか?もし、扶養に入っていたりすると、税金などの関係で収入を積極的に頭打ちにするようなことをしているはずである。その辺は調査の対象に入っているか。

どうも、労働時間が短い(週35時間以下)の人ほど、既婚者が多いという調査結果である。ならばやはり、前述の扶養に入っている可能性が指摘できないか。

おっと、非正規雇用を選んだ理由も一番多いのは、「都合の良い時間帯に働きたいから」がトップ。正社員として働きたいけど、、、というのの36%は「週35時間以上働いている人」の結果だ。あぶないあぶない。


原典にあたると、どうも「正社員として働きたいと思っているのに、非正規になってしまった人たち」の実態を明らかにして、サポートする方向性を出すための調査と感じられた。
純粋に新聞記事を飲んではいけないな。難しい。

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