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2017/03/14

助成金、補助金の詐欺まがいのものには気をつけたい。

最近、私の周りでは鳴りを潜めていた

「助成金を取りますよ」

的な営業。また出てきています。

まず、あらためて助成金と補助金の違いを書きますか。

助成金は、条件が合えば、申請に基づいて(申請自体は大変ですけど)、基本的に予算がある限りは国などが(厚生労働省が主)企業にお金を払ってくれるものです。返済の義務はありません。

補助金は、条件が合った上で申請したのち、審査があり、落とされる可能性があります。補助金の種類にもよりますが、3割くらいの打率と思った方がいいと思います。経済産業省系が多いです。

さて、助成金の詐欺まがいのものですが、なぜこれがダメかということを書いておきます。


■まず、条件を整わせる(いいことだが高コスト)

 厚生労働省系の助成金は原則、雇用保険や社会保険、年金などが整備されている会社、事業者に対して行われます。ですので、もしその中小企業者が社会保険に入っていなかったりすると、まず対象になりません。
 そこで、この「助成金を取りますよ」という業者はそうした社会保険手続きや雇用保険などの手続きを代行したり、就業規則を整えたり、雇用契約をきちんとしたりします。これ自体には、違法性はないですし、法律を守るように事業者を仕向けることなので、良いことでもあります。
 が、その後ろに控えている「助成金が取れますよ」というところを背景にして、相場よりも高い金額を提示したりするケースが見られるようです。場合によっては、これらの条件を整えるだけやって、後ろの助成金は「条件が合うものがなかった」と言ってやらないなんて言うケースも考えられます。注意したいです。


■条件をごまかす

 助成金を得るためには、社内で研修を実施したり、雇用契約を結んだりする必要があるのですが、これをやったように見せかけて、(いわば虚偽の)申請をして助成金を得るということもあるようです。これは助成金詐欺です。それも、申請した会社(代行した会社ではなく)が詐欺をしたように見えますから(実際はすべて代行をお願いしていたとしても)、始末が悪いです。


■社労士さんなどの業務を脅かす

 非常にまじめにやっている社労士さんらの業務を脅かすことになります。虚偽申請などが横行すると、助成金そのものの価値が下がりますし、本当にきちんとやっている中小事業者に助成金が渡らないという可能性も出てきます。


正直、どのくらいこの助成金詐欺的なものが横行しているのか、私にはわかりません。しかし、助成金欲しさでこういうのに騙されないようにしてほしいと思います。まじめに、企業運営して助成金などに頼らない企業運営ができる、これが一番正道だと思います。

もちろん、助成金や補助金を全面否定するものではありません。また、そうしたことをまじめに、きちんとお仕事にしている人たちを否定するものではありません。

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