私たちは何にお金を払っているのでしょうか
たとえば、飲食店の原価は一般的に、30%程度といわれています。
つまり、900円のランチメニューは、300円の材料費でできているわけです。
これをはじめて知った人は、「なにぃ!ぼったくりだな」と言ったりします。
たとえば、お掃除代行のお仕事。台所のお片づけ10000円だとします。
人件費は1時間1000円として、まあ、片付けに2時間で2000円。
おいおい、これもぼったくりだな、となります。
実際には、飲食店なら、家賃もかかるし、水道光熱費もある。
バイトさんや社員さんが調理する作業だってお給料を払う。
店はきれいにしなければならないので、時にはお掃除屋さんも呼ぶ。
そういうのがみんな入って900円。もちろん、社長が儲けていないと店は続かない。
お掃除代行だってそう。
道具を買うお金も必要だし、注文をとるための広告費もある。
電話番だって必要だ。
コスト面から言えばそう。
価値と言う方向から考えてみるとどうだろうか。
もし、ランチのおかずに900円の価値がないと考えるなら、もっと安い牛丼を食べればいい。
いやいや、30%の原価というのに納得がいかないんだ!ということなら、買わないでください。
お掃除代行は、お掃除をしてもらうという意味+教育された人(セミプロかもしれないけど、少なくとも普通の人よりはスキルを持っている)の仕事+時間という価値を買っているはず。
それが10000円なら価値が高いと言う人だけ買えばいい。
原価率が20%のサービスなんて馬鹿らしいと思うなら、自分で掃除してください。
などと思ったりしました。
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