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2015/10/19

篆刻体験教室に行ってきた

P_20151018_092733s先日、当方からの提案を受け入れてくださった台東区の文房具店である今古洞(キンコドウ)さんてんこくの体験イベントを催して下さった。
今古洞さんは戦前から続く老舗の文房具店で、もともと印鑑を得意としている。
写真はてんこく教室の入り口に貼られていたもの。道行く人が「この漢字はなんて読むの?」等と聞いてきたりした。張り紙は大切である。

P_20151018_095237sてんこく」は石を掘って印を作る作業のことを言う。てんしょ体という今で言うフォントを石に刻みつけるので、てんこくと言うのだそうだ。
口頭で初めにそういう説明を受けたが、他の知識が写真にある小冊子に書かれている。
こんなふうにまとまった小冊子がもらえると、後で参照できてとてもありがたい。

P_20151018_132321sさて、先生だが、お二人である。お一人は長谷川先生とおっしゃる。なんと日展において、てんこくで入選した方である。
一時、日展ではいろいろあったようだが、この先生はまさに実力で入選した方でとってもすごいのだそうだ。
そんな先生に2,000円ぽっちで、てんこくを習って良いのか?(笑)
もう1人の先生は「若先生」だ。文具店 今古洞の社長の息子さんだ。
てんこくを始めてすでに5年経っていて、長谷川先生も認める方だ。
他に今古洞の社長夫妻、若先生の双子のお兄さんもスタッフとして入る気合いの入り様だった。

P_20151018_100617sさあ、いよいよ、てんこくの道具を見てみよう。
写真に写っている3つを説明する。
まず、一番左の石、これに彫っていくことになる。中国の石で年々値段が上がっているそうだ。一時期の5倍との話。ますます2,000円で良いのかと悩む(笑)
そして、真ん中の棒が掘るための道具、つまり刀(とう)である。基本、これ1本で彫っていくことになる。もっといろんな道具があるのかもしれないが、究極の形なんだろうと思う。職人技は凄いもんだ。
最後の篆刻の道具は、篆刻台である。万力と同じような原理で石を挟みこんで固定する。なるほど、この手のひらに収まるぐらいの大きさはちょうど良い。
ちなみに、先生が使っておられたてんこく台は、手垢で黒光りしていて、道具そのものが先生の凄さを語りかけてくるたたずまいで圧倒された。

P_20151018_101635sよし!道具は揃った。早速、彫ってみよう!とはいかない。何もないところにいきなりてんこくしていくことはできない。
下書きはいるのだ。ましてや、逆文字を彫るのだからいきなりは当然無理。どうするかというと、写真のようなことをするのだ。
職人は逆文字を筆で直接石に書いたりすることもあるようだが、素人には無理だ。
フォントをプリンタで印刷して、石に貼り付けて、ある方法で石に転写すれば、逆文字になる。
ある方法とは、 、 、マジックとだけ書いておこう。
知りたい方は、体験イベントに行くことを強くオススメする。実は、参加者もここに一番、食いついていたのである。

P_20151018_102323sやっとこれで彫り始められる。いやいや、てんこく台に石をセットしなければ。その写真はこれである。
見ると、石の頭はてんこく台から少しだけしか出ていない。これがやりやすいらしい。
刀(トウ)はできるだけ立てて押し込むように彫っていくそうだ。彫刻刀とは全く違う。なぜなら寝かせると石なので、滑ってしまうからだ。なるほど。

P_20151018_103205s彫り始めたところを見てもらうと、あの字の横棒がすごくしっかりしているのが見える。ここは先生の試し彫りである(笑)
すごいスピードで彫ったのに、こういうしっかりした線になる。さすが。当たり前である。
その一方で、縦の線はか細いこと…私が掘りました。

P_20151018_105047sだいたい彫り終わると、一度、試しに押してみる。朱肉かと思ったら印泥(インデイ)だ。
これに満遍なく石をポンポンとたたき、紙に押し付ける。
そうすると!ちょっと失敗しているのが分かるのである。わかったら、そこを直す。
この作業を補刻と言うらしい。
少しずつ直しては押し、直しては押す。だんだんくっきりしてくる。

P_20151018_111322sこちらは完成品である。てんこくらしいギザギザが残っている。(へたくそとも言う)
でも、先生曰く、「これで良い」とのこと。これがなんだということです(嬉)
これから、手紙や一筆せんにバンバン押していきますよ。

P_20151018_115220s「あーおわったおわったと」思っていたら、今古洞の息子さん(お兄さんの方)が修了証を用意してくれていた。
社長から名前を呼ばれて賞状を頂いた!何気に嬉しい。
免許皆伝ではないけれど、良い記念になりました。

今古洞さん、また篆刻体験教室、やってください!

募集時に使っていたてんこく教室イベントの案内もご覧ください。

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