多角化や新規事業は関連性がないほどリスクが高い
というのは、当然ですね。いままで中古車を売っていた企業が、急に魚屋をやってもうまく行くかどうかはわかりません。中古車を売っていた企業が新車も取り扱うようにするとか、バイクをやるようになるとか、修理工場と提携して行くとかいう方が当然、成功率が高そうです。
多角化や新規事業というと、なんだか突拍子もないものを持ってきたりすることがありますが、それは違うんじゃないかと思ったりします。
多角化や新規事業というのは、当然ながらリスクが伴います。なので、
1.本業が本当に厳しい状況のとき、起死回生の一手として選択してはいけない
2.それも非関連多角化などはもってのほか
3.将来を見越して、状況が悪化する前に小さく手をつけてノウハウを蓄積する方がいい
ということになります。新規事業だって、既存事業だって、長く続けなければノウハウは得られないし、一過性のものでは企業の維持はできません。
突拍子もないものに飛びつくよりも、足下を固めながらじっくりと対応できるものを中小企業は選択した方が良いのではないかと思ったりしています。
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