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2015/06/25

銀座の老舗文具店に見る「戦略転換」

銀座の老舗文具店、伊東屋(itoya)が戦略を大きく転換した。既に、販売店に行かれた方も多いと思う。
実は私はこの記事を書いている時点ではまだ行っていない。が、人づてに聞いた話で、少し考えてみた。

同じことが中小企業でもできるかどうか。

伊東屋の転換は、「何でも揃う文具店」→「銀座にふさわしい文具店」という転換だ。文具で何か困ったら、伊東屋に行けば何でも揃うという風に考えていたが、今後はこれが間違いになりそうだ。業界紙などによると、商品点数は6割減とも7割減とも言われる。つまり、陳列にとても余裕があるということだ。

これは、いわゆるデパートのような陳列だろう。高級感を出す陳列だ。
高級ブランドが軒を並べる銀座の大通りに店を構える伊東屋だからこそできる陳列とも言えるかもしれない。

しかし、これは一方で、リスクも伴う。陳列量が減れば、売上に影響が出る可能性があるわけだ。一方で、従業員数も少なくて済むから、利益率は高まる可能性がある。そういう商品も扱うだろうし。

さて、これが吉と出るか凶と出るか。

中小企業がこういう転換をするのは、非常に厳しい。伊東屋の戦略転換もかなりチャレンジングだと思う。このチャレンジを中小企業がすると、一気につぶれてしまうリスクもある。結果、何もせずに、終わっていくことも考えられる。

大きな戦略転換を目指さなくても、外部環境に合わせて、変化していくことは重要だろう。その辺を意識して、他山の石としたい。

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