少し偏狭でも、突出したとがった部分を持つこと
当方、手前味噌だが、中小企業診断士として開業して12年経っているが、なんとか継続して出来ていると思う。これから開業を考えている中小企業診断士や他の士業の方々、さらには小さな企業を始めようとしている方々に少しでも参考になればと思って、これを書く。
たいした話ではないが、とがった部分を持ってほしいということだ。
たとえば、私がやっている中小企業診断士。開業当初は、「なんでもやります」とはいわずに「ITのことは任せてください」と言っていた。
私くらいのITレベルだと、ITのスペシャリストが集まるところでは大したことはないが、中小企業診断士の方々の中にいたら、輝く可能性のある原石のひとつになれる。つまり、比較論である。環境において、どういう点がとがった部分になるかは変わるということである。
しかし、最近は中小企業診断士の中にも若手が増えてきた。それも、金融機関の人たちに取って代わって、IT系のサラリーマンとかが中小企業診断士の資格を取るようになってきている。こうなると、やっかいである。外部環境が変わってきたからである。
すでに当方は12年やっているので、ある程度の人脈と仕事のレベル保障があると思う。結果、簡単に干されるということはないと思ってはいるが、危機感を抱いて日々をすごしたほうが先が長くなるとも思っている。
ということで、とがった部分を変更しなければならない必要に迫られている気がする。今は、業界として文房具系を希望している。これは自分がそういう分野が好きだし、実際に身をおいていることもある。
こういうことをやっているというのを、これまで気づきあげてきた人脈などに情報を流すことによって、とがった部分が変わったことを知らせられる。結果、少しずつ仕事がシフトしていくということが起こるように促す。
10年単位くらいでこういうことをやっていかないと、きっとだんだんと先細りになってしまうのではないかという危機感をずっと持ちたいものだ。
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