景況感は改善しているのか
東京商工会議所の調査によると、約四割の中小企業で売上が一年前に比べて増えているそうである。確かに、当方のクライアントで売上が下がっているというところはない。その四割に入れてもらえているようである。
調査によるとこの売上増は、単価の増加ではなく、量の増加とのことである。仕入れ価格の転嫁が進んでいないことが容易にわかる。
特に増加の大きい業種は、建設業。続いて、卸売業、サービス業である。製造業と小売業は平均を下回っている。特に小売は、昨年に比べて減少というところが五割近くもあり、落ち込みが激しい。消費税増税駆け込み需要との差が出ているのかもしれない。
しかし、当方の支援先では昨年の3月、4月よりも今年の3月、4月の方が売上が良いという小売業もあって、差がついているような印象もある。業態によっても差が出てきているのかもしれない。
こうしたマクロな情報は概観するのには役立つが、それぞれの個別企業についてはネタにならないこともある。とはいえ、きちんと見ていきたい指標でもある。
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