悪貨が良貨を駆逐するは過去のものか
ついさっき、「ぼったくり居酒屋」という情報をSNSで見た。
レシートが撮影されてアップされていたが、確かにひどい。
客数が2なのに、席数を5とし、お通しや席料を5人分請求したり、飲み放題メニューを5人分にしたりして水増ししていた。
こうした店が横行すると、実は困るのはまじめにやっている中小の居酒屋などでは無いかと心配してしまう。
いわゆるチェーン店でこのようなことが行われると、今の時代、直ちにSNSなどで拡散されて、一気に評判が落ちるため、さすがにこうした水増しなどはしない。つまり、そういったチェーン店はそういう意味での安心はあるということになる。
一方、中小企業である居酒屋などは、そのブランド力の不足でいわゆる「ふらっと」立ち寄ってくれるお客様が減ってしまう可能性がある。「ここはぼったくられないだろうか」と心配されてしまうことになるかもしれない。
もちろん、それはちょっと大げさだと言われれば走なのかもしれない。今の時代、「悪貨が良貨を駆逐する」というのは過去のものなのかもしれない。なぜなら、先のようにSNSで情報が拡散されるため、悪貨が駆逐されるからである。
ただ、心配なのは悪貨が駆逐されても、雨後の竹の子のように次々と出てきているのではないかということ。
となると、まじめな中小企業にできることは、「まじめに商売をして、それをきちんと周囲の方々に伝えて行くこと」なのかもしれない。地道だが、それが確実。
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