中小企業が業界の構造とその動きを知ること
私がこれまでおつきあいしてきた中小企業は、自社の置かれている状況をよくわかっている。でも、動いていない。単に悩んでいる。対策を打てないというか、何をするのがいいか迷っている。
もし、業界の構造とその動きを知っていたらどうだろうか。
その自分の悩みが現実として感じられないだろうか。現実として感じられれば、何か手を思いつかないだろうか。
マクロな経済状況をいくら知ったところで、中小企業はその恩恵にそのまま預かれるかというとそうでもない。結果、周りを一生懸命に見ることになるので、ミクロな視点、足元だけを見ることになったりする。
もし、先のように業界の動きなどを知ると変わってくる。自分が営んでいる業態が今後、どういう道をたどる可能性があるのかなどが予想できるようになる。
長年、同じ業界にどっぷり漬かっていたりすると、そういう視点がなくなってしまう。
中小企業の社長には、ぜひ、あらためて、業界の動きなどを知ってもらいたいと思う。待つのではなく、自分で動いて聞き、自分の足で調べるのが良いと思う。もちろん、誰かに代行してもらってもいいが、その代行を自分の声で頼んで欲しいと思う。
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