チャンスロス(在庫切れ)とデッドストック
「売れすぎて在庫がなくなっちゃったよ、ははは」と笑いが止まりません的な話を聞いたりしたことがありますか。実際には、そこには「チャンスロス」-機会損失-があるわけです。これを、「嬉しい話」としている間は、商売下手なのかもしれません。
在庫は「必要悪」とよく言われますが、多すぎてもいけません。デッドストックにつながるからです。そう、死蔵品。売れ残りってやつです。売れ残りは、製造または仕入れコストだけがかかり、お金に変わらないものですから、企業としてはとてもまずいものです。
チャンスロスするか、デッドストックになるかというバランスの中で在庫を運用できれば最高ですが、なかなかそうも行かないのが世の常。
将来は予想できないものです。こうなると、少しくらいデッドストックは仕方ないとして、その分のコストを価格に転嫁するという方法をとることになりがちです。悪い話ではないですが、コストを転嫁した価格で競争力がなくなるのであれば、それはそれで問題です。
逆に、デッドストックを良しとせず、チャンスロスが少しくらい出る程度に作るという考え方もありますね。が、チャンスロスって測れるのでしょうか。これまた難しい。
結果、人間の心理としても、やはりデッドストックを少し作るくらいが良いのかもしれません。難しい。
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