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2013/10/06

ケータイを乗り換えないと損をする

久しぶりに重いものを書きました。

あらためて冷静に考えると、ケータイを他社に乗り換えない、乗り換えずにひとつの会社にずっといると、そこに払ったお金が乗り換えて来た人に支払われていくことになってないか?

普通のマーケティングの考え方なら、ずっと使ってくれる人はロイヤリティが高いとみなされて、優良顧客と呼ばれる。そして、優良顧客は優遇され、さらにそのロイヤリティが高まって行く。最終的にその顧客が生涯支払うコストの多くをその企業が獲得するという形が一般的だろう。

しかし、この考え方はもう古いのかもしれない。

ケータイ各社は、MNPを使って他社から乗り換えて来る利用者に金銭的優遇を与えている。特に、新機種が発売され、乗り換えが自然発生的に起こりそうなところで、キャンペーンを張ったりする。それらのコストは、実は長期に契約している顧客が普段の支払で関節的に負担していることになる。悪い言葉を使えば、ロイヤリティの高い顧客から搾取して、ロイヤリティの低い客に金銭を提供しているわけだ。

何が起こるか?

ロイヤリティが高かった顧客はそれに気づき、失望する。当然、ロイヤリティは下がる。そして、乗り換えを検討する。でも、結局、行った先でも同じことが起こる。そして、顧客は流動化する。バカを見るのは、ロイヤリティが高いまま、何も知らない顧客たちだ。

企業側の収益は悪化する。顧客が流動化すれば、MNPによる乗り換え促進コストはさらに膨れ上がる。一方で、固定的な収入は減っていく。なぜなら、ロイヤリティの高い固定客が確実に減っていくからだ。二年縛りなんて関係ない。それを超える乗り換えキャンペーンが展開されるからだ。下手をすると、既存客の機種変更の方が高かったりするから、余計に乗り換えを検討する。ましてや、iPhoneのように同じ機種か複数のキャリアから出てれば、なおさら。

これはおかしい。私など、ウィルコムの前身であるDDIポケットの時代からずっと使っているが、何か良いことがあったか?10年目くらいになんだか記念品のようなストラップをもらったが、ロイヤリティは高まってない。

ケータイ各社には、二年縛りなどで契約期間を伸ばす小手先の方法ではなく、本当の意味で長期間使うことで得られるメリットを打ち出して欲しい。

実は、私がPHSをずっと使っているのは、間違いなく通信料の安さだ。でも、都内ではとても安定性の高い通信品質を保っている。少し、下がってきた気はするのだが、それでもなお、十二分だ。でも、このままなら、再来年には来そうなPHSへのMNPで、乗り換えを検討するとになる。

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