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2009/02/18

残念な話、提案依頼を辞退されるということ

ある案件で、中小企業診断士として第三者の立場で、提案依頼書(RFP)を作成するお手伝いをし、3社に対して提案を依頼していました。

当初、3社とも提案してくれるということで、安心していました。
ところが、その後、

「同時期に開発しなければならない他社からの注文が発生して受注したので、提案を辞退したい」

という連絡が1社からありました。残念な話です。

その企業にしてみれば、受注に至るかどうかわからない提案競争する案件よりも、確定して入った注文の方を優先したいというのは当然かもしれません。しかし、こちらへの信用は失われます。

第一に、提案依頼書には事前に提案の意思表示を求めており、辞退する可能性があるのであれば、「提案をする」とは言って欲しくなかったこと。そのための、意思表示ですから。もしくは、受注してしまう前に、こちらに事情を説明する断りを入れてから受注して欲しかった。

第二に、提案依頼書を3社に出したのは、外部的要件(詳細は守秘義務のため言えません)によるものでした。この会社が提案を辞退することによって、この3社からの提案という外部的要件を満たせなくなるこちらのリスクが高まったこと。

第三に、提案を辞退するより他に、外注などを利用するとか、開発時期をずらすとかいう手が考えられなかったのかということ。

私もよく、「この案件、まだ未確定なんだけど、この日程を押さえてもらえないかな」と言われます。
私の場合、その仮押さえ日程に他の確定案件が入りそうになった時、その案件がいかに割の良い仕事であっても、未確定案件が先に入っているのであれば、お断りするか、日程を変更してもらうか、先に入った未確定案件の方に先に断りを入れるかしています。

そういうことがしっかりした責任とか、ビジネス上の信用を築く礎になると思っているからです。体の不調や病気、家族の事情など他にやむを得ない理由というのはあるでしょう。しかし、そうしたものを除いたら、簡単に「割りが悪い」とか、「確定していないから」という理由で仕事をしないというのは、とても残念です。

自身に立ち帰って襟を正したいと感じる事柄でした。

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コメント

こんにちは!oratakiです。
提案辞退の意思表示って間接的にできますよね。かなり高めに設定するとかね。要件を詳しく知らないので、それでコンペ自体が成り立たなくなるかどうかわかりませんけれど。最悪、依頼者の顔がつぶれないようにしてもらいたいですね。

## oratakiさん コメント感謝です。
コンペ自体が成立しない可能性も
出てきました。困ったものです。
依頼者の顔がつぶれないように
しないといけないのは私の仕事の
一環のようにも思います。

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