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2008/11/30

セーフティネット、5号認定を受けるメリット

日本経済新聞の首都圏版に中小企業診断士の記事で、区役所の窓口業務が大変になっている話しはしましたが、なぜ、という話をあまりしていませんでした。

政府が行っているセーフティネットの5号認定(不況業種の指定による信用保証枠の拡充)の不況指定業種が増えたからです。どんな業種が指定されているかは、中小企業庁のサイトを見てください。条件も緩和されています。

メリットとしては、信用保証協会が行っている信用保証は通常、80%までなのですが、この認定を受けたことによって保証が決定すると100%保証になるのです。結果、金融機関側にリスクがなくなるため、金融機関が積極的に中小企業に借入を勧めるということに繋がります。

本来的には、中小企業を守るためのもので、金融機関が成績を上げるためのものではないのですが、表裏一体のようにも思います。

中小企業診断士としては、政府の支援を喜ぶ面と、無駄な借入を起こしてしまう中小企業が出てきてしまうのではないかという懸念と両方を感じます。借りられるから借りるではなく、必要だから借りる(そして返せる)視点から借入は起こして欲しいところです。

本来の意味で、資金が必要な中小企業に対しては、このセーフティネットの制度は使いやすく、また中小企業向けの資金需要をターゲットにしたものですから、よい制度です。中小企業の経営者の方は、取引金融機関や役所に相談に行ってみるといいと思います。

しばらくは窓口も込んでいましたが、私が知るかぎり、今は少し落ち着き始めています(地域によってはかなり差があります)。

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コメント

5号認定で難しいのは、指定業種となっても業績が落ち込んでいることが要件となっていることです。診断士が支援していて売上などが前年比で向上していると、いくら指定業種でも適用は無理ですよね。いろいろな理由で資金需要がある企業がある中で、今回の支援が受けられないというジレンマが生じています。

## bourbonさん いつもコメント感謝です。確かに、売上が上がっていると条件には合いません。あくまでも不況や倒産、原材料価格の高騰などの影響を受けているという前提がありますからね。
もちろん、そんな中で、中小企業診断士の支援で業績が向上しているというのは、逆に特筆すべき点で、こうしたがんばっている企業を応援するような制度がもっとあっても良さそうには思います。

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