SLCP-JCF2007(共通フレーム)が出た
SLCP-JCF98が改訂されて、2007になった。まだまだ読んでいる途中だが、
そうはいうけど、できていないなぁ
という項がたくさんある。ただ、いくつか気になる点もある。
ひとつは要求定義の部分の切り方である。かなりの部分を企画の方へ入れていて、要件定義はサブシステムレベル以下の部分に特化した感じになっている。もちろん、こういう切り方もあると思うが、こうなると中小企業で業務ごとにシステムを導入するとなると企画部分が弱くなる気がする。
もうひとつ気になっているのは、「抽象的」という部分である。どうしてもこうしたフレームはそうなってしまうことは理解しているつもりだが、より詳細な具体的なガイドラインの例がないと使えない人もいるのではないだろうか。特に、品質保証プロセスのところは、具体的なイメージができない感じがする。
今後、解説本などが出てくるのかもしれないが、それにも期待したい。
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