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2006/04/14

自治体の人材育成

札幌市では市内のITサービス企業に対して、「下請け」から「元請け」になれるように高度なITスキルを持つ人材を育てる事業をしているそうである。確かに、下請けをしているだけでは、食いつなぐことはできても、それ以上になることはない。むしろ、それ以下になる危険性と常に隣り合わせである。

札幌市のこうした姿勢は一定の評価ができることは間違いない。市内のサービス産業が全国の伸びを上回っているそうであるから、これを強みとして伸ばしていくというのはわかりやすい戦略である。ただ、下請けだけではこの先の伸びが期待できないというわけであろう。

こんなIT系資格推奨事業もやっているようである。

ところで、私が気になったのは、札幌市内の企業幹部の発言というところである。

下請けだけの仕事では、元請の仕様書に従い仕事をするだけで、ノウハウが自社に蓄積しない。しかも、元請の仕様書に誤りがあっても指摘できず、変更要求をするにも知識がない(Business Computer News 2006年4月3日号)

本当だろうか。これは意識の問題ではないだろうか。下請け体質が身にしみてしまっていて、とにかく仕様書にしたがって作ればよいという体質になっているだけではないだろうか。私にも経験がある。会社員の時、上司の言うとおりやっていれば、それで会社員は務まると考えていた時期のことである。

しかし、それは変わった。いつしか、指示に理由を求めるようになったのである。納得のいく理由がない仕事は無駄な仕事とみなし、あしらったものである。逆に言えば、納得がいけば、指示以上のことをするようになったともいえる。指示以上のことをしようと思ったら、自分で指示を読み取り、必要なことは学習し、レベルを上げていくことを考えるものである。「状況が違うからそんなこと一概に言えないだろ」というご意見、もっともですが、考え方を変えてみるのも悪くないと思いますが、いかがでしょうか。

経営幹部でありながら、いわゆる「指示待ち人」になっているのではないですか。自分の会社の進むべき道を行政の戦略に任せず、自分の会社の戦略として実施していく必要性があるのではないかと思いますが、夢物語でしょうか。

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