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2004/11/09

リスクとリターン

この2つが表裏一体だということは、たくさんの人が理解できると思う。リスクをとらなければ、リターンはない。ハイリスク・ハイリターン。ローリスク・ローリターンである。ハイリスク・ローリターンでは誰も手をつけないし、ローリスク・ハイリターンは誰もが望むがそれは怪しいビジネスである。

発明対価への裁判が後を絶たない。大きな金が動く。日本では発明者が比較的冷遇されているというのは事実のように思うが、リスクをきちんと発明者もとってやっているかというと、かなり怪しい例もありそうだ。

日経産業新聞で特集されていた発明と報酬に元東芝のザインエレクトロニクス社長の飯塚氏がインタビューに答える形で、「技術者のリスク」について語っていた。

飯塚氏はサムスン電子と共同出資して設立したザインエレクトロニクスをMBOしている。社員である技術者を飯塚氏が完全に掌握していたから実現できたということだ。資本主義下でも人が金を支配できる例として記事では挙げられている。

私はここに発明対価訴訟へのリスク低減の対策があると思う。人間、誰もが認められたいもの。マズローの欲求段階説である。恐らくザインエレクトロニクス社は社長の飯塚氏に認められたいという社員がいて、彼らの力で会社が回っているのだろう。いわゆるカリスマ的な社長と思われる。その社長が社員を認めれば、発明対価は一般のそれと遜色ない額でも問題にならないのではないか。そこに信頼関係があれば。

訴訟のほとんどは会社と発明者のボタンの掛違いと思われるものばかりではないか。社員は会社を信頼していないし、会社も「リスクをとったのは会社であり、社員の請求は不当」とする。大企業ではザインエレクトロニクス社のような社長と社員間の信頼関係のようなことは難しいか。カリスマ社長でないと難しいか。

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