ACCSの事件について
まずはじめに言っておく。私はACCSの事件についての詳細を知っているわけでもないし、法律に詳しいわけでもない。もちろん、この事件の法廷に立ち会っているわけでもないし、どちらの味方でもない。
ACCSの事件などについては、http://www.mainichi-msn.co.jp/it/coverstory/news/20041118org00m300051000c.htmlをみてもらえればいいと思う。
私がここに書こうとしているのは、この被告の事件時の対応である。本当のところがどうだかわからないが、ACCS側に不信感を抱かせるような追求、または指摘を行ったのは間違いなさそうに感じる。法律的にその辺がどういった扱いになるのかなどは私にはわからないが、ネット上に住む人間としてはとても怖い。そういう人々が集まったところがあるというのはわかっているが、半分人間の理性をなくして、感情的にやり取りがあったのだとしたら、それは本当に残念。
あるネット上のフォーラムでまとめ役をおおせつかっていたこともあるが(今もおおせつかっているがフォーラム自体が下火になっている)、そういった理性をなくした発言があるととても困ったものだ。法律的にそういうものを取り締まるということが出来ないこともある(法に触れていない)から、また厄介だ。多くの人が気分を害しても、法に触れていなければ、お構いなしである。
迷惑メールもそのルール(迷惑メール防止法)を守っていれば、いくら送ったってかまわない。いかにたくさんの人が迷惑を被っていても。おかしな話である。
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私は、この事件が起きる前からoffice氏の活動には注目していましたし、事件に関しても大体リアルタイムで状況を追っていました。(A.D.2003には参加していませんが)
私見を乱暴に言わせてもらえば、office氏はかなり怪しい活動も行う、意地悪な性格の人だと思います。ACCSも同じように感じていたでしょう。そして、そういう人物からの指摘だったから余計に、脆弱性に関する対応が不誠実なものになったのだと思います。
つまり、ACCSは「怪しい奴からの意地悪な指摘だから」という理由で脆弱性に誠実な対応をしなかったのです。それは完全にACCSの非だと私は思います。だれの指摘であろうと、第三者の利害に関る内容には誠実に対応する必要があったはずです。実際に漏洩してから「情報主体の損害」を言い出したやり方には、卑しさすら感じます。
よって、私はoffice氏の味方をするつもりはありませんが、この裁判では弁護側の味方の立場を取ります。「曖昧な根拠で罰するのは間違い」という弁護側の主張も、その通りだと思います。
投稿: ユージ小川 | 2004/11/19 22:49
ユージさん いつもコメント感謝です。
個人的にはどっちもどっちだと思っています。こういったことがひとつひとつ法廷に持ち込まれるとなるとまさに「訴訟社会」の到来だなと思います。お互いに信頼される人間として行動すべきだっただろうと思います。怪しい活動をおこなっていたからこそ、ACCSは相手にしなかったんだろうし、一方で、ACCSはそういうことをないがしろにしたということで、いずれも自分の非を認めずに、相手になすりつけようとしているだけで、どっちも同じようなものだと感じます。
人間、信頼される行動を取りたいと思わせる事件です。
投稿: kaits | 2004/11/20 07:40